21 クランプ
新品の楽器や、郵送修理の時には
楽器に コルクの詰めものをして、送られて来ます。
その理由は、
開いているキーを塞いで、動かない状態で輸送する事で
ガタつきが軽減され、調整の狂いを最小限に抑えられると考えられています。
(精密機械全般に言える事ですが。振動で ネジ類が緩む為。)
私が、楽器店で 楽器調整を依頼した時に
コルクを詰めて欲しいとお願いした所
EVAスポンジで製作して頂きました。
(小さい子供の転倒防止用や、衝撃吸収材、吸音材として使われます。)
コレが、思ったより良くて。
長距離バスや、車での移動が多い、私には効果大でした。
ある程度の伸縮性があるので。コルクに比べて 詰めやすいですし。
DIY好きの私としては、
自分でも作ってみようと言う衝動にかられた訳です/
[材料]
「EVAスポンジ」 厚さ(1cm)
※東急ハンズ、画材屋等で販売。
※各種カラーあります。
金色の楽器は、黄色
銀色の楽器は、グレー
が、綺麗だと思います。お好みで♪
その棒を小さな台形に切り分けて
塞ぎたい箇所の「大きさ」
細かい箇所ほど「角度を小さく」
と言った風に、微調整しながら様々な台形を切り出します。
キーポスト
キーロッド 等
余分な箇所に当たる場合は少し削って加工します。
伸縮性があるので。コルクの様に精密な加工は必要ありません。
大雑把に切り分けて大丈夫です。
キーを押した時に出来る隙間へスポンジを詰めます。
無理に 強く押し込んで、
・フェルトやコルクが剥がれない様に
・キーが変形しない様に
注意しながら、全タンポが塞がる様にします。
詰め終わったら、
1つ1つに指番号を書いて
どこのパーツなのか、分かる様にしておきましょう。
油性マジックで記入できます。
■ フロントF (FF)
■ 左手 人差し指 (1)
■ 左手 中指 (2)
■ 左手 薬指 (3)
■ 右手 人差し指 (4)
■ 右手 中指 (5)
■ 右手 薬指 (6)
■ 右手 小指 (Low C)
■ 左手 小指 (Low H)
■ 左手 小指 (Low Bb)
■ 左手 親指 (Low C)
ステンシル
を使えば、もう少し綺麗に印字できます。
クリアファイルに、印字したい文字を印刷したものをはさみ
カッターでくり抜きます。
印字したい場所にスポンジを置いて。
ボールペンでなぞれば、こんな感じになります。
これで、輸送によるダメージは
幾分か減らせると思います。
調整代の節約にもなりますし。
安心して本番を迎えられます。
材料費も手頃で、
加工しやすいですので。
もし良かったらお試し下さい♪
ご質問等ございましたら、
お気軽に メール ( sax@sax-uzu.com ) して下さい。
・ | ・ | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 | 31
お問い合わせ
下記より 気軽に ご連絡下さい。