サックス ブリッジの 作り方 & 使い方 sax

サックス コラム

30. ブリッジの 作り方 & 使い方

ブリッジ とは



楽器の振動が伝わりにくい箇所を
金属パーツによって、橋渡しする事で
振動のロスを減らす、オプショナルパーツです。
(サックスでは、ネックコルクが弱点です。
 機能的には、バイオリンの 魂柱 に近いと思います。)

私の 楽器コンセプトは、
・楽器本来の自然な響き
・極力、癖のない音色
を理想とする為に
僅か 1gでも、楽器を軽くする方向で
セッティングを行っています。

ブリッジも、重量が増えるデメリットはありますが。
それを補って余りある、振動効率の良さが魅力で
ネックコルク部分に 使用しています。

自作品は、
余分な音色が付加しない様、簡素な仕様です。
重量は、1g以下に抑えました。
市販品は、約5g(2枚)との事です。


ブリッジ の作り方


[1]用意する物

コラム30 1 コラム30 2 コラム30 3

軟銅線 #18(太さ:約1.2mm)
モビロンゴム(直径:約25mm) ※出来るだけ細い物
太めのペン等(直径:15〜20mm) ※巻き付ける為に使用

ホームセンターや、100均ショップで入手出来ます。


[2]製作手順

コラム30 3 コラム30 3

軟銅線を、太めのペンに、2周巻き付けます。

コラム30 3 コラム30 3 コラム30 3

下側の針金を上側に持って来ます。(切断面が、マウスピースを傷つけない為に)
適当な箇所で、余分な軟銅線を切断し(※)
輪ゴムを通します。

(※)ゴムは、下1/3位の箇所で止まります。

[3]装着方法

コラム30 3

金属を、マウスピースと、ネックに触れる様に セットします。
輪ゴムを 正面(金属と反対側)から左へと回し、
左側の金属切断面に引っ掛けます。

その際に、
輪ゴムが コルクの上に乗る様にセットします。
ネック上ですと、振動を吸収してしまい
理想的な効果が得られません。
ゴムの微調整は、爪楊枝等で行うとやりやすいでしょう。


ブリッジ の効果


■[長所]

金属やゴムの量は極力少なくしたので
音色の変化は、殆どありません。
コルクで吸収されていた 振動ロスが減る為
特に高音域の周波数帯域が、改善される様です。
(パーツを外した時に、
 その効果が 一段と強く感じられるでしょう。)

全種類のサックスで 音の解像度が増し、
立体的で、繊細、緻密な音質が得られます。
効率よく鳴るので、使えるリードの許容範囲も増えます。

特に、
ソプラノのフラジオで、
振動数が、楽に上がるのを感じられます。

バリトンサックスで、
低音域のレスポンスが速くなります。(約0.2秒程)

■[短所]

金属部分が
ネック、マウスピース、に接触する為、
擦り傷がつく可能性が考えられます。

マウスピースは、消耗品ですので。
多少は許容されると思いますが。
ネックの方が、長年の使用で
どれだけダメージを受けるか心配です。
(特に、メッキ、ビンテージ楽器、
 楽器店での試奏時は ご注意下さい。)

振動を補助する、繊細な変化ですので。
重たいセッティングや 音色の濃い セッティングの方は、
効果が、分かり辛いかも知れません。

あと、ブリッジを装着したまま
マウスピースの抜き差しがしにくい点も 課題ですね。
(チューニング後に、取り付ける必要があります。)


まだ、改善点はあるかもしれませんが。
シンプルな作りを追求して、この様な形になりました。

もし、御自分で作れないと言う方がいらっしゃいましたら

¥1500/1個 [ソプラノ〜バリトン](送料込み)

でお作り致します。
メール ( sax@uzu.digick.jp ) へ御連絡下さい。


[注]
ネックコルクが長いと、金具が届きませんので。
チューニングした状態で、残りが1cm以下か確認して下さい。
長い場合は、コルクを短めに巻き直すか、その旨お知らせ下さい。



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