サックス 普段の メンテナンス

サックス コラム

25. 日常的な手入れ( メンテナンス )

毎日のメンテナンス

私は、日常的なメンテナンスに関しては、
特別な事は していませんが。
少しのこだわりで、良い状態を長く保てます。
マメに清掃、手入れをしてあげて下さい。

(1)「マウスピースを 流水洗い」します。
(2)「スワブ & 給水シート」で、水分を取ります。
(3)「クロス」で、手垢や 砂ホコリなどを掃除します。


(1)「マウスピースを 流水洗い」します。

リードサイズ
リードサイズ

指の腹の、柔らかい部分で
流水にさらしながら、こすって下さい。
通常は、それだけで十分です。
気になる方は、内部を綿棒で清掃しましょう。

お湯は、NG。コーティングが剥がれ、変色します。
マウスピースは、柔らかい素材なので。
硬いブラシ等で擦らない様にします。

ちなみに、スワブも通しません。

汚れがヒドい場合は、
ガラスコップに水を張り、
その中にマウスピースを入れます。

強い太陽光に当てると、
汚れが白く浮かんで見えますので。
綿棒 か 竹串を使って、水中で 軽く こすります。

すると、汚れが 水の中に浮遊しますので。
何度か繰り返して、水が濁らなくなれば、掃除完了です。


(2)「スワブ & 給水シート」で、水分を取ります。

リードサイズ

リードサイズ

スワブは、
「鉛のおもり」が付いている紐をベルの中に入れます。
 布自体も、全てベルの中に入れましょう。
「おもり」の付いていない紐は、ベルから出します。
 中で詰まった時に引き戻す「命綱」ですから。(笑)

命綱の紐の長さが、ベルからネック接合部まで
十分にあるか、事前に確認して下さい。
一部のメーカーに、紐が短すぎる製品があります。
↑ 命綱の意味がない(笑)

楽器を傾けて、「おもり」を ネック側に滑らせて
ゆっくりと布を引き寄せます。
これで、管内部の水分は取れます。

クラリネットは、
木目と 息の流れを意識して、
マウスピース側 → ベル側 へ
スワブを通すと言われていますが。

サックスは、管が曲がっていますので。
ネック側からスワブを通すと
「鉛のおもり」が楽器の底に当たりますので。
凹みを作る原因となります。
特にテナーは、直管部分が長い為
落下の衝撃が大きいです。ご注意下さい。


リードサイズ

吸水シート
タンポ表面の水分を取り除きます。
タンポ(羊や豚の腸皮)は、水分が苦手です。
革靴や 革バック、革のソファーと同様に
固くなって破れてしまいます。

良い状態を、長く保ちたい方は、
マメに水分を除去して下さい。
演奏中でも構いません。

丁寧な作業が面倒な方は、
乾燥剤を入れておくと言う手もあります。
リードの乾きも良く、カビの発生も抑えられます。
(逆に 乾燥しすぎて、タンポに良くないと言う意見もありますが…。
 日本の気候でしたら。湿度の高い時期の方が多いと思います。)


(3)「クロス」で、手垢や 砂ホコリなどを拭きます。

弦楽器の場合は、ニスの状態を保つ為や
松やにの付着を考慮して、拭き取る様ですが。
管楽器は、それほど神経質にならなくて良いと思います。

ただし、
・唾が多くたまる方
・砂埃の多い、屋外環境で練習される方
・汗の硫黄成分が多い方(←私) は、

汚れに、ホコリが付着したり
楽器内部に砂が入ってしまったり
ラッカーが剥げやすい、金属の摩耗や 腐食がしやすい
…と言ったトラブルが考えられますので。

手の触れる部分や、面積の広い部分だけでも結構なので。
洗濯して 綺麗な状態の
「眼鏡不拭き用の布」
「マイクロファイバー」等で
軽く拭き取る様にしましょう。


毛羽立たなくて、丈夫で10年愛用しているクロスです。↓

ACTナチュラル|ウィンドクロス

除菌も出来て、油膜もとれますし。
指の届く所でしたら。これで、殆ど綺麗になります。
ガラス製品を磨くと、違いが分かると思います。

※ 高性能なマイクロファイバーですので。
 「塗り製品には、使用しないで下さい」と注意書きされています。
 ・ラッカー剥げを気になさる方(アメセル愛好家とか…)
 ・メッキ仕上げの楽器
 には不向きかも知れません。ご注意下さい。


磨き布を、マメに洗濯するのが面倒であろう
男子 中高生 の場合は、(笑)
使い捨てのウェットティッシュでも構いません。
その方が、細かい砂粒 …等で、楽器を傷つける事も無いでしょう。

ちなみに、油膜が取れると 楽器の鳴りが変わります。
たまには、軽く中性洗剤を含ませた布で拭いてあげて下さい。



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