サックス 楽器レビュー

サックス コラム

12. 楽器レビュー ■(上級クラス) ¥40万以上 の サックス

¥40万以上 の楽器

このクラスになると、個性のぶつかり合いになりますから。
自分が良いと思えば、誰に何と言われようが、良い!
と、言える位 [ 自信のある人 | 我の強い人 ]でないと。
あれも良い、これも良いと、中途半端になりますので。ご注意を。
自分にとって最高の、お気に入りの1本と出会えますように/


「YAMAHA YAS-875EX, YTS-875EX」

YAMAHA YAS-875EX YTS-875EX

ヤマハの上位機種(旧875)は、
重たい/ザラつきがあるな という印象でした。
ある意味、セルマーのマーク6を
良く研究しているなと思います。
特に、YAS-855[廃盤]は素晴らしかったです。
(今のZシリーズへ繋がるのかな?)

EXシリーズになってから、
随分、音抜けが良くなりました。
ヤマハサウンドを継承しつつも、
音質が良くなっています。(特に高音域で)

「ヤマハサウンド」
ある意味サックスらしい音とも言えるのですが。
中音域主体の柔らかい、優しい音なんですよね。
逆に言えば、鋭い音や、激しい音、透明感のある音は
不得意の傾向です。(吹き方や、セッティングで多少変更できますが。)

もう少し、中低域〜低音域を重視した開発を行えば
さらに可能性が広がる様な気が致します。
特に、バリトンサックスの音は、低音域に力が無いです。
今後に期待しております。
(個人的には、音響○鈍と、プラスチックブースターが
 この現象の原因だと思っています。)


「Yanagisawa ヤナギサワ A-9937PGP」

Yanagisawa S-991 Yanagisawa A-991 Yanagisawa T-991 Yanagisawa B-9930

Yanagisawa は、「902」が、コストパフォーマンスに優れているので。
上位機種の「991 992」は、コンセプトが不十分に感じます。
音的には、「901と991、902と992」は、さほど違わない気がします。
(それだけ、全製品の作りがしっかりしているとも言えますが。)

銀素材のモデルは、素材自体が
きらびやかな音色を持ち(高音域を強調)
すっきりとした低音域(低音域をローカット)の 音色傾向です。
「ソプラノサックス」には適していますが。
「バリトンサックス」には不向きだと思います。
低音域がイコライズされ、迫力が出ません。

でも、最上位機種の「9937 PGP」(アルト)に関しては、
音にしっとりとした 質感があり
音の立ち上がりの反応が、早い点がGood.
メッキが、共振しやすくなるのでしょうか?

価格に見合った価値かどうかは、人それぞれ決めるべきだと思います。
私なら、ラッカーの楽器2本で良いかな。


「Selmer SA80 Serie 2 Jubilie」

H.Selmer SA-80II Jubilee soprano
H.Selmer SA-80II Jubilee Alto
H.Selmer SA-80II Jubilee tenor

今の所、イチ押しの機種です。
楽器に 理想の音色を求めるタイプとは、対象的に
(柔らかい、明るい、ダークな、艶っぽい、…etc.)
楽器自体は、無色で全く個性がありません。
その代わり、自分のイメージや、セッティング次第で
自分の音色を自由に作れる楽器です/

今から30年以上前に開発され、
クラシック、ジャズ、ファンク、ポップ…
様々なジャンルのユーザーの声を反映しながら
現在の形に成長して来た楽器です。

基本的に、銘器と呼ばれる楽器
(バイオリン、ギター、ピアノ…等)は
特定のジャンルなど選びません。
この楽器は、長年に渡って多くのジャンルで支持されて来事からも
ポテンシャルの高さは、言うまでも無いでしょう。

ジュビリーになってから
ネック部分のオクターブ機構のガイドが無くなりましたので。
マウスピースをネックに差す時に
初心者の方は、間違いなく曲げてしまうでしょうね。
扱いのデリケートな楽器ですので。
修理の方か、専門家に取り扱いを確認してみて下さい。

扱い方や 金額的に、
初心者や中高生に紹介しにくい楽器ですが。
本格的に極めたい人には、間違いなく お薦め致します。


■(入門クラス) ¥10万前後 の サックス


■(中級クラス) ¥20〜30万前後 の サックス


■(上級クラス) ¥40万以上 の サックス


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