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12 楽器レビュー

「楽器メーカー、型番」を組み合わせると、
数多くの種類の、サックスが販売されています。

例えば…
同じ値段で、自分の欲しいモノ
「 服 | 食事 | 電化製品 | 旅行 」
と比べてみて下さい。

その楽器は、
それと同等の(それ以上の)
モチベーションが得られるでしょうか?
私が、「買い」だと思う楽器は、そういう楽器です。
高いとか、安いとかそう言う問題じゃないんですね。


結論を最初に述べますが。
私の 推奨楽器は、次の2種類です。

■ アンティグア スタンダード(約¥10万)

■ Selmer Serie 2 Jubilee ラッカー(約¥50万)


初めて購入される方は、勿論。
今までに、選定品を使った事が無い方にも。
是非、「選定品」の使用をお薦め致します。

可能性の高い楽器ほど、
演奏者の上達を妨げる事なく
練習に、取り組む事が出来ます。

あと、選定された方が、
何を基準にその楽器を選んだかを知る事が出来ますので。
楽器自身から教わる事も多いです。

私自身、師匠の選定品を使う事で
成長したと感じていますので。
皆さんにも お薦めしたいと考えています。


個人的には、
さらに「安く|安定した」楽器を期待しています。
セルマーのアルトが、¥50万とか
ここ20年で、高騰しすぎです!(怒)

※1990年代は、¥20万後半で
セルマー(彫刻無し)が買えたのですが…。
金メッキや銀素材は、趣向品なので構いませんけど。
ラッカーだけは 勘弁して頂きたいですね。
価格が高過ぎて、中高生に薦められません。


■(入門クラス) ¥10万前後 の サックス

■(中級クラス) ¥20〜30万前後 の サックス

■(上級クラス) ¥40万以上 の サックス


[入門クラス] ¥10万前後 の サックス

入門用クラスと言われますが、
初めての方には、¥10万すら 敷居が高いですよね。
工夫次第で、まだコストを下げられる様な気もします。

例えば、
・楽器の材質の見直し
・余分な装飾や、彫刻の廃止
・マウスピースや リード …等の付属品も不要です。(笑)

でも、きちんと選べば
上級機種に負けないクォリティーの楽器も存在します。
決して、「安い=悪い」と言う訳では無いんですよ/

個人的には、¥20万の楽器を買うなら
[アルト|テナー] [アルト|ソプラノ]の2本所有も
1つの選択肢かと思います。

「Vibrato Sax / A1S SERIES3」

プラスチック(ポリカーボネート)
のサックスです。
熱や水にも強そうなので、
スペア用に車内に置いて置きたいなと言う事で
出始めた当初から、注目しています。

■[A1(生産中止)]
ポリカーボネイト+ABS樹脂 仕様で。
消音機を使用した様な、響きを抑えた音色、音量です。

■[A1S Serie1,2]
ポリカーボネイト製
20世紀前半の ビンテージ楽器を彷彿とさせる
素朴な音色が、素晴らしい楽器です。

ただ…
どちらも、高音域 サイドキーの音程が非常に低くて
実用的とは言えませんでした。

■「A1S SERIES3」
新発売という事で、試奏しましたが。
音色は、現代の楽器に近い物になっていました。( '80 シリーズ1相当)

サイドキーの音程面は修正されていましたが。
左手ソ〜ドの音程が、高かったり、低かったり バラバラで。
まだ、改良の余地はあると思います。
(※ 良いテスターがいれば、良くなると思います。)

あと、パッドがシリコン製なので。
きっちりと塞ぐ為には、
キータッチを強い目に「ギュッ」としないと、音程が変わりません。
通常のサックスだと、タンポが破れてしまいそうな握力です(笑)


音程が良くなれば、音色は許容範囲だと思います。
(個人的には、旧シリーズのビンテージな音色は好きですけど。)
おもちゃのサックスと言う意識を捨てて、
本腰を入れて開発すれば、可能性のあるジャンルだと思います。

軽さが「売り」の製品ですので。
是非とも、バリトン、コントラバスを、ABS樹脂で作って欲しい…。
と、タイの社長さんにメールしておきました(笑)
現在、ソプラノサックスを開発中との事ですが。

「YAMAHA YAS-280, YTS-380」

YAS-280 YTS-380

柔らかく、音色を まとめやすい
という事を形容する
「YAMAHA サウンド」と言う言葉がある様に、
ブランド独自の音色を持った楽器です。

中音域の帯域に的を絞っているのが、特徴。
サックスらしい音色に、的を絞っているので。
初心者も 周囲の音色と馴染みやすい反面、
個性的・多彩な音を追求したい人には
物足りない部分があるかも知れません。


上位機種に比べると、
アジア諸国(インドネシア)系の
少し ギラギラする
高音域の癖が感じられますが。

音色コントロールの技術向上や
音色を まとめやすい マウスピース
(例:セルマーC☆)
との組み合わせ次第で、何とかなると思います。


キー配列が 子供でも大丈夫な様に
小型設計と言う点は、
他メーカーにない特徴で、好評価です。

音とは、関係ありませんが。
日本の楽器店の殆どがヤマハ系列ですので。
修理を依頼しやすいのも、メリットですね。

「Antigua」スタンダード ***[お薦めNo.1]***

アンティグア スタンダード アルトサクソフォン Antigua Alto アンティグア スタンダード テナーサクソフォン Antigua Tenor

YAMAHAの低価格帯と同様、
少し、ギラついた高音域の部分はありますが。
輪郭のハッキリした立体感のある音が得られます。
「見た目」だけでなく「音」も、セルマーを意識して
作られているなと言う、意図が感じられます。

アメリカ系のごつごつしたキー配列(左手サイドキー)
と 耐久性は気になりますが。
この値段で、よくここまで出来たなと言う感じです。
セルマーの「'80 シリーズ1」を模倣しているとも言われ、完成度が高いです。

物が良ければ、
1回くらいはオーバーホールしても良いと思いますが。
その値段で、新品が買えてしまいますので。
選択を迷う所ではあります(笑)
(6〜15年は、使える楽器だと思います♪)


ただし関西圏では、取り扱いが少ないので。
(圧倒的に、ヤマハ市場が優勢な為。)
 ・選定の為に、数多くの本数を試せない とか
 ・急な修理を依頼したい
という点においては、苦労しています。
(関東、九州エリアは、セルマー系修理店があるので。問題ありません。)


ネックを 金メッキにしたモデルは、
非常に良かったのですが。現在は、 生産中止。
再販売を、強く願います/
※ 良すぎて、業界から干されたのかも。大人の事情(笑)


修理は、セルマー系の店(ノナカ・ミュージックハウス)
に出して頂ければ、セルマーの音を維持出来ます。
郵送修理も可能です。


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[中級クラス] ¥20〜30万前後 の サックス

最近では、低価格帯のクォリティーが上がって来たので
「この価格帯で無いと 使えない」という印象は無くなりつつあります。

¥10万前後 の楽器と、どう差別化するかが今後問われる事になるでしょう。
上位機種のネックと互換性がある場合が多いので。
上手く組み合わせれば、上位機種と同等の音で、安く抑える事も可能です。

「YAMAHA YAS-62, YTS-62」

比較的 本数も多く、在庫が安定しているので。
「スグにでも楽器が欲しい」 & 「YAMAHAの音が好き」
と言う方に、選定する機会の多い楽器です。
楽器店では、この楽器をオススメされる事も多い様です。

YAMAHAサウンド特有の、中音域を重視した楽器です。
YAS-280に比べて、高音域の癖が改善しています。
最も、音が まとまりやすい楽器の1つでは無いかと思います。
特に、柔らかい音色を必要とする、吹奏楽では
馴染みやすいのでは無いでしょうか?

その反面、シャープな音色を必要とする
「吹奏楽」での、マイクを使わない「ソロ」
ロックやフュージョン、ピアノ伴奏とのソロ演奏
…と言った場面では、音が埋もれがちなので注意が必要です。
頑張りすぎると、音色が犠牲になってしまいますので。
可能なら、上手にマイクを使いましょう。

楽器店の殆どが、ヤマハ系なので
安定した修理サービスを受けやすいのも、利点。


「YAMAHA YAS-82Z, YTS-82Z」

YAMAHA YTS-82Z YAMAHA YTS-82Z

ジャズ系の楽器と言う事で、発表されましたが。
クラシック系上位機種、875EXと比べて
比較的、軽めの楽器が多いので。素直な鳴りが好印象。
個人的には好きです。

YAMAHAサウンドと言うよりは、
マークVIを意識したサウンド作りが感じられます。
(ヤマハの原点はココからですし。)
現代の楽器の様に、
大音量でも埋もれない音質重視の楽器とは違い、
アコースティックな楽器同士で
アンサンブルを楽しむのに、適していると思います。

もう少し、中低音が充実して欲しいですが。
一般的に、サックスに求められる音色が
この楽器には、揃っているなと思います。

最上級のコンデンサーマイクと言うより、
使い勝手の良い、ダイナミックマイクの様な「サックス」です。
サブの楽器として使っている方も多いです。

「Yanagisawa A901, A902, T901, T902」(廃盤)

Yanagisawa A-901II Yanagisawa A-902 Yanagisawa T-901II Yanagisawa T-902

日本人に好みの、「柔らかい/優しい」音色を持っています。
上品で、女性的な印象を受ける楽器です。
他メーカーに比べて 金属が厚く
少し細めの管で、繊細な音がする楽器が多いです。

個体差で、ごく稀に 太いサウンドの楽器もあります。(*コレは 買い!)
おそらく、金属かラッカーが 僅かに薄いと思われます。
ブロンズ仕様になると、金属特性の為に 中低音域が少し充実します。

あとヤナギサワは、精密機械としての 精度が高い様で。
修理の方の評価が、非常に高い傾向です。
運搬による故障とか、使用に伴う歪みが少ないのでしょう。
長く使えると言う意味では、学校備品にも最適では無いでしょうか?


「Yanagisawa AWO1, AWO2, TWO1, TWO2」

旧901, 902 の、学生モデルから
ライト仕様と言う位置付けに変更されました。
(とは言え、価格差があれば、学生モデルの様な気も??)

個人的には、軽い楽器が好きなので、好印象です。
軽くなった分、楽器の個性が強く出ますので。
旧ヤナギサワと、クランポンのS1を足して、2で割った様な
今までと違う、ヤナギサワの音色に好みが分かれる様に感じます。

旧製品と同様、精密機械としての 精度が高い様で。
修理の方の評価が、非常に高い傾向です。
運搬による故障とか、使用に伴う歪みが少ないのでしょう。
長く使えると言う意味で、学校備品にも最適では無いでしょうか?


「Cadeson」

基本的には、
ネックから トーンホールまでの距離は一定ですから、
[ セルマー | ヤマハ | ヤナギサワ ]に関しては
下位機種でも、「音程の悪い楽器」は無いです。
音程が悪い場合は、調整か奏法改善で解決します。

…と言っている私が、
音程に難があるのでは? と感じています。
高音域で噛む癖のある方が、テストされたのかも?

アンティグアのGP-Toneと同様、
金メッキをした楽器は、
高音域の癖が抑えられ、音色は素晴らしかったです。

一時、ブームみたいになりましたけどね。
最近は、どうなんでしょう?

「io ALTOSAX AS-1065GLS」

IO イオ ソプラノサックス SS-1045GLS IO イオ アルトサックス AS-1065GL IO イオ テナーサックス TS-1085GLS IO イオ バリトンサックス BS-1091GL

特に、銀メッキに オレンジのラッカーの製品が
美しい楽器ですね。楽器の反応も良いし。
ドイツESM社のマウスピースも、
機械生産の割には、選定不要な出来映えです。
特にテナーは、比較的 自由に音を作れるので。
結構好きな楽器です。

ただ、
楽器修理の立場から見ると、
調整が狂いやすく、維持が大変と言うご意見もある様です。
そう言う、技術的な事は、私には分からないので。
技術者の方に、よく相談して 購入を検討してみて下さい。

セルマー:アルトサックス アクソス ラッカー仕上げ

年々、楽器が高騰して行く中で
余分な機能を省いて、機械化し、
コストを抑えようと言う、方向性に
非常に共感致しました。
(欲を言えば、彫刻も省略して欲しいです。)

ボディーは、シリーズ2に近く
ネックは、シリーズ3に近い仕様(?)
との事です。

シリーズ2のネックに変更すれば
シリーズ2らしい音色に変化します。(別売り)
※ アマチュアの方は、プロの選定を薦めます。

[オリジナルネック]
セルマーらしい音色ですが。
シリーズ3より、線の細い印象です。

今までのセルマーと違って、
音程のツボがありません。
(正しい音程の時に、ピントが合う感覚)
微分音やグリッサンドを多様する現代では、
逆に制約に感じるのかも知れませんね。

高音域に行くに従って、繊細な音になります。(ハスキー)
サイドキーの音程が上擦る傾向に感じました。(許容範囲外)

[シリーズ2ネック(別売り)]
オリジナルネック同様、
高音域は 細い印象で。音程のツボは感じられませんが。
音色は、まさにシリーズ2です。(特に中低音域)

サイドキーの音程は、僅かに下がりますが
許容範囲内だと思います。

あと¥10万出せば、シリーズ2に手が届く価格設定です。
私なら、ジュービリー シリーズ2の方が
コストパフォーマンスが高いと思います。
今後のマイナーチェンジ次第で、変わる可能性は感じます。(2015/08)


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[上級クラス] ¥40万以上 の サックス

このクラスになると、個性のぶつかり合いになりますから。
自分が良いと思えば、誰に何と言われようが、良い!
と、言える位 [ 自信のある人 | 我の強い人 ]でないと。
あれも良い、これも良いと、路頭に迷いますので。ご注意を。
自分にとって最高の、お気に入りの1本と出会えますように/

YAMAHA YAS-875EX, YTS-875EX

ヤマハの上位機種(旧875)は、
重たい/ザラつきがあるな という印象でした。
ある意味、セルマーのマーク6を
良く研究しているなと思います。
特に、YAS-855[廃盤]は素晴らしかったです。
(今のZシリーズへ繋がるのかな?)

EXシリーズになってから、
随分、音抜けが良くなりました。
ヤマハサウンドを継承しつつも、
音質が良くなっています。(特に高音域で)

「ヤマハサウンド」
ある意味サックスらしい音とも言えるのですが。
中音域主体の柔らかい、優しい音なので。
逆に言えば、鋭い音や、激しい音、透明感のある音は
不得意の傾向です。
(吹き方のニュアンスや、セッティングで多少変更できますが。)

もう少し、中低域〜低音域を重視した開発を行えば
さらに可能性が広がる様な気が致します。
特に、バリトンサックスの音は、低音域に力が無いです。
今後に期待しております。
(個人的には、音響○鈍と、プラスチックブースターが
 この現象の原因だと思っています。)


Yanagisawa ヤナギサワ A-9937PGP

Yanagisawa は、「902」が、コストパフォーマンスに優れているので。
上位機種の「991 992」は、コンセプトが不十分に感じます。
音的には、「901と991、902と992」は、さほど違わない気がします。
(それだけ、全製品の作りがしっかりしているとも言えますが。)

WOシリーズになって、
旧ヤナギサワと、クランポンのS1を足して、2で割った様な
今までと違う、艶っぽい音色に好みが分かれる様に感じます。

銀素材のモデルは、素材自体が
きらびやかな音色を持ち(高音域を強調)
すっきりとした低音域(低音域をローカット)の 音色傾向です。
「ソプラノサックス」には適していますが。
「バリトンサックス」には不向きだと思います。
低音域がイコライズされ、迫力が出ません。

でも、最上位機種の「9937 PGP」(アルト)に関しては、
音にしっとりとした 質感があり
音の立ち上がりの反応が、早い点がGood.
メッキが、共振しやすくなるのでしょうか?

価格に見合った価値かどうかは、人によって違うと思いますが。
私なら、ラッカーの楽器2本を選択します。


「Selmer SA80 Serie 2 Jubilie」***[お薦めNo.2]***

今の所、イチ押しの機種です。
楽器に 理想の音色を求めるタイプとは、対象的に
(柔らかい、明るい、ダークな、艶っぽい、…etc.)
楽器自体は、無色で全く個性がありません。
その代わり、自分のイメージや、セッティング次第で
自分の音色を自由に作れる楽器です/

今から約40年前に開発され、
クラシック、ジャズ、ファンク、ポップ…
様々なジャンルのユーザーの声を反映しながら
現在の形に成長して来た楽器です。

基本的に、銘器と呼ばれる楽器
(バイオリン、ギター、ピアノ…等)は
特定のジャンルなど選びません。
この楽器は、長年に渡って多くのジャンルで支持されて来事からも
ポテンシャルの高さは、言うまでも無いでしょう。

ジュビリーになってから
ネック部分のオクターブ機構のガイドが無くなりましたので。
マウスピースをネックに差す時に
初心者の方は、間違いなく曲げてしまうでしょうね。
扱いのデリケートな楽器ですので。
修理の方か、専門家に取り扱いを確認して下さい。

扱い方の難しさや 金額的な問題から、
初心者や中高生に紹介しにくい楽器ですが。
本格的に極めたい方には、間違いなく お薦め致します。


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